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JCI 社団法人 真岡青年会議所 理事長あいさつ -Chief director-

  •  世界的に有数の豊かな国『日本』。安全に住む家があり、食物は十分あります。言論や信仰は誰にも妨げられず、戦いの危険にさらされることなく平和に暮らしていけます。物質的には満たされており、何不自由なく生活しています。

    しかし、我々は、この素晴らしい国の生活から問題点を探し出し、解決しようとしています。本当に解決が必要な問題なのでしょうか。

    自己を主張する権限と責任を果たす義務のバランスがとれていない人が横行し、感謝する事を怠り、足りない部分を探し出し満たそうとしています。

    我々に一番不足しているものは、満ちていること、足りていることを理解することではないでしょうか。 

    ただ、より良い豊かさを貪欲に求める事が悪いわけではありません。豊かさを求める心は新たな価値を創造し生み出す源泉でもあります。我々が立ち向かう挑戦は常に新しく、その戦略や手法も新しいものです。

    そして、成功の礎となる価値観は、誠実さと勤勉さ、勇気と好奇心、友情と愛情です。これらを満たすことが普遍の真理であり、我々が前に進む静かな力となって来ました。

    今、求められているのは新たな責任です。我々メンバー1人ひとりが自分自身、家族、会社、そして地域に対して責任を負うという覚悟です。それは請け負う責任ではなく、自らが率先してつかむ責任と考えます。

    難しい課題に全力で向かうほど、我々の精神と心を満たし、我々らしさを表現する事ができるでしょう。

     

    さて、夢と希望に満ち溢れた21世紀の扉が開いて10年が経過しようとしています。この節目の年に過去の検証と、我々が出来る事とやらなければならない事とを明確にし、我々の向かうべき方向を提示いたします。

    我々はいつの時代でも未来の豊かさを創造しています。JCは過去に素晴らしい事業を展開して来ました。

    しかし、事後の検証や報告を十分に行っていない傾向も見受けられます。JAYCEEであるがゆえに常に新しい方法を求めがちであり、だからこそ古くから続く手法をも大切にしていく必要があると考えます。

    これまで特有の単年度制の弊害として避けてしまった問題の解決策について、歴史と経緯を踏まえながら検討し、これからの真岡JCとしての方向性を示す働きが必要であり、今ここに我々の将来のあるべき姿を提言いたします。

     

     

    先ずは、この地域の将来を担う子供達が心豊かに育つ環境を、この地域の大人が整えなければなりません。それは大人の理想となる姿を押し付けるのではなく、さらには干渉が過ぎてはならないでしょう。物質的には十分に満たされている現代の子供達が失ってしまった感覚や、本来子供の持つ感性を取り戻せる機会を設ける事が必要です。

    そのためには、我々の地域が持つ、子供達の特性を十分に発揮できる文化を根付かせる事が大切です。

    しかし、その文化も今では我々が継承しなければ、その灯火は消えてしまうかも知れない状況であり、その永続性をも考慮し、子供達が子供らしくあることを実現できる活動を実行していきましょう。

     

    次に、我々の活動は、青少年育成事業を行い、新たな政策を提案し、地域の一員として貢献し、企業の中核となって活躍し、さらには家族の長として生活を守ることです。

    我々が大人として親としてリーダーとしての資質を向上する事が、まちづくりをより良い方向へと導くことになるでしょう。

    しかしながら、我々の活動が受け入れられない状況も存在することは事実であります。

    JCの悪いイメージを払拭させるべく、品行、所作、言動は適格であるかを見直す必要があり、自戒しなければならないと考えます。

    襟を正し行動する事が今のJAYCEEに必要な事であり、立派な大人として胸を張ることが我々と同じ志を持った仲間を増やすことにつながります。

    我々の活動、思想、言動が正しければ、おのずと同志が集い活動をより広げる事ができます。仲間を増やすこと、組織を拡大する事は、それまで出来なかった事を実現できる好機であり、この地域への向上心を抱く仲間を増大する事が、より豊かな社会の礎となるのです。

     

     地域で活躍する団体はもはやJCだけではないのは明らかです。あらゆる思想の下、様々な方向からまちづくりを目的として活動している団体や組織が数多く存在します。同じベクトルを指しているのにも関わらず、協力しようとせず、存在すら意識しない状況があることは否めません。

    しかし、我々は活動地域を広域に持つ団体です。その利点を活かし行政や他団体に働きかけ、各団体との共同事業の企画や設営をすることが、地方行政域を超えた地域活性化を促すことであります。今こそ、我々の活動が地域に対して有益であることを実証する時なのです。

     

    さて、2008年後半に発生した世界的金融危機は、100年に一度の不況と言われ、最悪の景気後退局面とされています。しかし、今回の危機の原因のほとんどが国外に理由があり、その内容は我々が1980年代後半に経験したバブル崩壊と酷似しています。すなわち世界の経済が日本のかつての危機を繰り返そうとしているのです。経済的利潤を追求しすぎた私達は、もはや経済の歴史では先進しています。

    人間の欲望が原因で繰り返す経済危機。その局面の中、我々が地域経済活性化のために出来る事を探求し、自分自身が微力ながらも力を発揮し、地域経済に良い影響をもたらすことが青年経済人としての責任であると考えます。

     

    社団法人真岡青年会議所には200名以上の先輩が築き上げた42年の歴史と伝統があります。創成期の想いは今でも受け継がれ『明るい豊かなまちにしたい!』その理念は不動であり永遠であります。

    成熟した経済と社会の中では大きな飛躍は望めないのかも知れませんが、難解な状況を救えるのは、我々が自信を持って行動を継続する信念です。

    活動の成果とは常に成功する事ではないと考えます。間違いや失敗を許す余地がなければ成長しません。我々は未だ成長過程の年代です。目先の成功だけに喜んではいけません。

    失敗してつまずいた時には助けてくれる仲間がいます。励まされ、勇気付けられ、その仲間と行動を共にすることによって、我々の目指す社会を実現できる可能性が高くなります。共に苦しみ、共に笑う事によって、地域が明るく豊かになるのです。

    その小さな積み重ねが世界中に連鎖し、ひいては地球上のすべての豊かさへとつながることを信じて活動していきましょう。

     

    最後に、我々の活動に協力してくれる家族、会社を支えてくれる社員、関わるすべての人々に感謝の気持ちを忘れず、1年間目標に向かって恐れることなく、自信を持って邁進していきましょう。

     

    皆様、1年間よろしくお願いいたします。

     

     

     

     スローガン

    吾唯足知

    ~感謝を忘れず、本気で行動しましょう~

     

    基本理念

    社会にとって有益ではないJCは不要である

    我々は変革を自ら働きかける人でありたい

     

    基本方針

    事業が滞りなく展開できるLOM運営

    真岡JCとして2010年代のビジョンを提示した運動指針の作成

    芳賀教育美術展の問題点の検証と方向性の確認

    子供達が子供らしくあるための環境づくり

    地域のリーダーとしての資質の向上

    会員拡大、会員間交流、家族間交流の実施

    我々の存在が地域に対して有益であることの実証

    地域経済に良い影響をもたらす運動

    (社)日本青年会議所、関東地区、栃木ブロック協議会への協力

     

    吾唯足知

    (われただ 足るを知る)

     

    『足るを知る者は富めり』

    『まことの豊かさとは物質の潤沢さからのものではなく、心の豊かさからのものである』 『幸福はみずから足れりとする人のものである』

    『物で栄えて心で滅ぶ』

    古今東西の賢人が言われるとおり、私たちの生活の中では物質的にはもう十分なくらいに潤ってきました。

    しかし、人は不平不満を言いやすい。足るを知るという事は、現状に満足するという意味ではなく、不平不満を言うより、現状に感謝し、改善のために自ら行動し努力する事が必要です。不正に対してはただ黙って耐え忍ぶだけではなく、正していく努力が大切です。

    人が発展してきたのは、“もっと”や“より良く”を追求してきた結果です。

    人は必ず欲を持つ生き物です。そして人は、“こうありたい”と欲を持ったら、それをあきらめずに、自身が工夫をしたり、底力を発揮する事により、必ずそれを達成できる可能性を持っているのです。

JCI 社団法人 真岡青年会議所